私と子宮内膜症の歴史
子宮内膜症に苦しむこと20年。
その後、子宮腺筋症も発症していると診断されました。
もともと生理痛がひどく、出産するまでは生理不順もありました。
長男出産後、周期は順調になったものの生理痛は変わりませんでした。
しばらくすると徐々に出血量が増えていき、それと共に痛みも激しくなりました。
出産後1年半ほどで働くことになり、鎮痛剤で痛みをしのいでいました。
しかし出血の量は調整できませんので、毎回大量出血で貧血状態で顔色はいつも青ざめていました。
母には、
「あんた青白い顔して、幽霊みたいよ」
なんて言われて悲しくなりました(T_T)
一度、法事の席で座りっぱなしの時に血が漏れてしまって、座布団を汚してからは(喪服でよかった)いつ漏れるかの恐怖でビクビクしていました。
寝る時も、外出してる時も、デスクワークの仕事の時も、血が漏れていないか気が気じゃありませんでした。
一方、痛みは年々増していき、最終的には痛み止めも効かなくなり、10年続けた仕事をとうとう辞めることにしました。
子宮内膜症以外に、甲状腺機能亢進症も患っていて体の限界を感じ、退職し治療に専念することにしました。
私が働かなくなると家計は火の車ですが、お金には変えられないと自分を納得させ仕事を辞める決心をし、微々たる失業手当を貰える間に治して、早く次働けるようにしようと思いました。
さて、
鎮痛剤に騙されなくなった子宮内膜さんを本格的になんとかしなければとネットで情報収集したり、闘病されてる方のブログを参考に勉強させていただきました。
民間療法から薬までたくさんの方法があり、でも手術は本当の本当に最終手段として、できれば手術はしたくないと思い痛みと戦いながら色々試すことにしました。
もちろん病院も何件も診てもらいました。
どの医師も治療方法は
・ホルモン治療(経口薬、ミレーナ)
・手術
・鎮痛剤で閉経までやり過ごす
の3つの方法を提示してきました。
30代半ば頃に低用量ピルが処方され飲みましたが、酷い副作用が出たので中止し、それ以降ホルモン治療は選択しませんでした。
ピルの副作用についてはコチラの記事に詳しく書いてあります↓
ピルの副作用〜低用量アンジュ〜
そして鎮痛薬でやり過ごして、さらに悪化させてしまいました。
民間療法では、食事の改善、冷えの改善、ストレス解消、漢方やお茶、ハーブ…とにかく良いと言われれば試してきました。
効果が出なければ辞め、少しでも効果が出て続けてみたものもありましたが、あいも変わらず痛みは増す一方だし、効果を待ってる間に内膜症は進行してしまうので見切ることにしました。
子宮内膜症の痛みから逃れる為に試した民間療法&サプリメント
そして、なるべく鎮痛剤も限界まで飲まないようにしました。
飲んでも持続時間も短いし、何より鎮痛剤は解熱作用もあるので体温を下げて体を冷やしてしまっては悪化させてしまいますから。
鎮痛剤を飲むと足の先端が氷のように冷たいんです。
足がビリビリしてくるくらい。体温が下がってるからですよね。
でも飲まないと半端ない痛みが襲います。
子宮内膜症は単なる生理痛なんかではありません!
はじめは陣痛のような痛みで、毎月出産してる感覚です。
でも最近は、
お腹の中にピラニアがいて、内臓を食い千切られてる!
とでもいいますか、気絶するか、ひと思いに殺してほしいとのたうち回ってしまいます。
家が高層マンションだったら、きっとベランダから飛び降りてしまうのではないかと思うくらい、痛みで気が狂っています。
もう手術しかないのかな・・・
そんなんで子宮内膜症の手術について詳しく調べることにしました。
手術した方の体験談をくまなく探すと、少数ですが疑問に思うことを書いてる方がいらっしゃるのです。
子宮摘出手術したにもかかわらず痛みが変わらない!
なにそれ!?手術失敗されたのでしょうか?
取ってしまえば楽になれるんじゃないの?
いえ違います。
子宮内膜症とは、子宮を摘出しても卵巣が残っていれば生理があるので、生理の周期に合わせて子宮外に散らばった子宮内膜の組織が他の臓器で生理と同じ作用(内膜が剥がれ落ちる)をするので、その散らばった子宮内膜組織を取り除かなければ痛みは残るということなのです。
そしてその組織は全身のどこへでも転移するのです。
気胸や肺にまでいって痛みを引き起こし危険な状態になり、最悪の場合に死亡することも。
怖い!知らなかった。
子宮を取れば終わると思ってたし、経験者の話だと楽になったって人が多いし。
自分は子宮以外の場所も痛いし、慢性化してるので、(腰や排便痛や性交痛など)摘出しても少数派の痛みがなくならない方と同じになる気がしました。
かといって全摘(子宮、卵巣)すれば生理もないですが、そのぶんホルモンが無くなり更年期障害がもれなくやってくるのです。
自力でホルモンを出せなくなるので結局ホルモン薬を飲まなければならなくなります。
そんなの意味がないと私は思うのです。
だって薬が体に合えば、手術せず閉経まで生理を抑えることができるのです。
私の選択肢は2つ。
・ミレーナ
ミレーナ52mgは子宮内に装着されたあと、付加された黄体ホルモンが子宮の中で少しずつ放出されます。
この黄体ホルモンは子宮内膜の増殖を抑える働きがあるため、子宮内膜はうすい状態となり月経量を減少させる効果がある。
・ディナゲスト
プロゲステロン受容体に対して選択的に作用を示し、卵巣機能抑制および子宮内膜細胞の増殖抑制により子宮内膜症の症状および子宮腺筋症に伴う疼痛の改善効果がある。
私はこの二つが選択肢になりました。
そして、まず最初にミレーナを試してみることにしました。
避妊リング「ミレーナ」で子宮内膜症治療開始
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